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2026.08.26

〖イベントレポート〗8/25(火)一夜限り!真夏の復活上映&舞台挨拶

ベルリン国際映画祭でのワールドプレミアを経て、今年3月6日から劇場公開がスタートし、6月に開催されたアヌシー国際アニメーション映画祭2026ではコントルシャン部門審査員賞に輝いたアニメーション映画『花緑青が明ける日に』。

 

熱烈なファンの応援に応える形で、8月25日(火)には新宿バルト9にて一夜限り!真夏の復活上映&舞台挨拶が実施され、初声優としてW主演を務めた萩原利久と古川琴音、そして四宮義俊監督が登壇した。

 

鑑賞10回超えという観客もいる中での満席完売御礼回。幻の花火<シュハリ>を完成させようと奮闘する敬太郎役を務めた萩原は「劇場公開から日が経っていますが、こんなにも沢山の方々に来ていただけて嬉しい限りです」と挨拶した。

 

敬太郎の幼馴染で共に花火作りに挑むカオル役の古川も「やっとやっと『ハナロク』が似合う時期がやって来たなという感じで、こんなに広い会場が満席なのが本当に嬉しいです」と声を弾ませた。

 

日本画家で、本作で長編デビューを果たした四宮監督は「3月の公開時期は本当に寒かったので、今日が本当の意味での一番の見せ時だと思います」と花火が似合うタイミングでの復活上映に喜びもひとしおだった。

 

こうして復活上映が実現し、世界14か国での上映も行われている本作の魅力を問われると、萩原は「何と言っても映像が凄い。最後のシーンを含めて美しい映像が頭の中に景色として残る。それが素敵。それにこの作品を夏の季節に観ると見方もまた変わってくると思う」と映像美にうっとり。古川は「日本画家である四宮監督が、日本の花火を描くという事が海外の人の興味を惹く部分。花火は日本人にとっては魂のような存在で、花火にかける想いが日本人と海外の人とではまた違う」と分析。四宮監督は海外の上映を経て「花火の受け止め方は日本独自のものだと知りました。8月のお盆であったり、終戦であったり、日本人の宗教感が重要な要素だったんだと。海外の方々はそのニュアンスの違いを文化の差として感じてくれた」と実感を込めていた。

 

古川と萩原は共に声優初挑戦。声優業に憧れていたという古川だが「いざやってみたら、こんなに難しかったんだという衝撃がありました。普段どれくらい自分の体や表情、相手のお芝居を頼って演じてきたのだろうかと身をもって知るきっかけになりました」と声だけで演技をする難しさを体感したという。

 

萩原は第76回ベルリン国際映画祭に参加した事に触れて「海外の方々の映画の捉え方などを、ある種の社会見学かのように体験できたことは大きな刺激になりました。行く前と行った後では自分の中の意識も変化した気がして、アフレコ収録からベルリン国際映画祭、公開と、一つ一つ今まで経験した事のないものばかりで楽しい期間でした」と回想した。

 

四宮監督はアフレコの日々を思い出しながら「時間をかければかけるほどお二人がどんどん役に近づいて、絵を描く側もそれぞれのキャラクターがどんどんお二人の顔になっていきました。そのシンクロがとても楽しかった」と制作の日々を懐かしんでいた。

 

また今年の夏の初挑戦を聞かれた古川は「今年の夏は沢山そうめんを食べて、そうめんの新たな食べ方にチャレンジしました。スダチを入れたり、ジャコや桜エビを入れてみたり」と夏ならではの食をトッピングで満喫したそうで「一番美味しかった組み合わせは…全部美味しかったです!」と満足げだった。

 

一方、萩原は「僕の今年の夏は、メッチャ例年通りでした…。今年の夏を振り返って粒だってこれが新しい!というのがない。ワールドカップも毎回見ているし。夏は…働いてました」と答えて、「今年の夏を乗り越える必勝法」を聞かれるも「それも…なかったです!思ったよりも涼しかったので普通に生活していました」とぶちゃけて笑いを誘っていた。

 

さらに9月も目前という中で「今年の夏、これからやりたい事」を聞かれて返答に困る萩原と古川。それを横目に四宮監督が「この復活上映がやりたかった!」と誰もがうなる解答を口にすると、萩原と古川も便乗する形で「そう、それだ!今叶っちゃった!」と大喜びで、場内爆笑となった。

 

最後は集まってくれた観客への感謝の挨拶と共に、秋の目標をそれぞれ発表。萩原は食欲の秋にかけて「いっぱいご飯を食べたいと思います!」とわんぱくスマイルで「この作品をさらにさらに、長く愛していただけたら嬉しいです」と呼び掛けた。古川は「涼しくなったらランニングをしたい!」と声を弾ませて「夏の風物詩として『ハナロク』を10回では終わらず、何百回何千回と観ていただけたら嬉しいです」と期待した。

 

四宮監督は「秋以降、来年かもしれないし、何年経ってかもわかりませんが、またこうしてお二人も招いて復活上映の機会が作れたら嬉しいです。それが目標。それまで『花緑青が明ける日に』を忘れないでいただけると凄くありがたいです」と再会を予告していた。