Story
老舗の花火工場・帯刀煙火店は、
町の再開発により立ち退きを迫られている。
そこで育った帯刀敬太郎(萩原利久)は、
蒸発した父に代わり幻の花火<シュハリ>を
完成させようと
独りで奮闘していた。
夏の終わりの日、
東京で暮らす幼馴染のカオル(古川琴音)が
地元に戻ってきた。
敬太郎の兄で市役所に勤める千太郎から
立ち退き期限が明日と知らされ、
4年ぶりの再会を果たす3人。
失われた時間と絆を取り戻すように
ぶつかり合いながら、
花火の完成と打ち上げを巡る
驚きの計画を立てるのだが―。
幻の花火に託された希望と、
その鍵を握る「花緑青」。
火の粉が夜を照らし、
新しい朝を迎えるとき、
敬太郎たちが掴むそれぞれの未来とは?
燃やすと青くなる緑色の顔料。
しかし、その美しさと引き換えに毒性を含むため、
現在ではほとんど使用されなくなった。


















初めて声優のお仕事をさせていただき、とても新鮮でした。最初一人でアフレコをしていた時にはなかなか手応えを掴むことができず、監督の「OK」だけを頼りにしていたのですが、最終日に古川さんと掛け合いで収録させていただいて、一人で録っている時とは全く体感が違って。普段いかに周りの人や環境に支えられてお芝居をしていたのかと実感させられました。僕自身、最初に脚本やVコンテを拝見した時に「これは凄い作品になるんじゃないか」と感じましたので、ぜひ楽しみにしていただけたらと思います。